番犬”マル”

「はんとく」の由

 「はんとく苑の“はんとく”とはどういう意味ですか?」とよく聞かれることがあります。槃特の槃は、般若心経の般とも違うようだしとか、中には知恵が半分だから「はん」ですかなどと聞かれることもありました。
 昔々のインドのお話です。あるお寺の門前に、生まれたばかりの双子の兄弟が捨てられていました。双子は、そのお寺で育てられ、すくすくと成長しました。
 お兄さんは、お経は正確に覚えるし、いろいろな仕事もきちんとできました。ところが弟の方は、お経はいつまでたっても覚えられませんでした。いろいろな仕事もやることなすことへまばかりという状態でした。今で言う、知的発達障害者だったのでしょう。
 お兄さんは弟に、いつもこう言っていました。「お前がいるから、私はいつも肩身の狭い思いをしているんだ。お前なんかどこかへ行ってしまえ!」
 これを聞かれたお釈迦様は、「お前はこれで掃除をしなさい。」といって一本のほうきを弟に渡しました。
 弟は、来る日も来る日も一生懸命掃除をし、後に掃除で悟りを開き、お釈迦様の16人の高弟の中の一人になったと伝えられています。
 この方の名前が「周梨 槃特(しゅり はんとく)」さんです。はんとく苑の利用者も職員も「槃特さん」にあやかりたいと思い名前をお借りしました。
施設概要・沿革
白猫の”シロ”
施設の名称
指定障害者支援施設 はんとく苑
所在地 宮城県登米市米山町字桜岡貝待井34番地の1
事業開始 平成6年7月1日
設置目的 障害者総合支援法による指定障害者支援施設で、食事や入浴、排泄等の介護、日常生活上の支援、軽作業等の生産活動や創作活動の機会を提供し個々の日常生活能力の維持・向上を図るために適切な支援を行うことを目的としている。
事業内容 (1)第一種社会福祉事業
  障害者支援施設 「はんとく苑」 の設置経営
                  (生活介護・施設入所支援)
(2)第二種社会福祉事業
  障害福祉サービス事業「はんとく苑」(短期入所)
定員 50名(男30名、女20名)(中軽度20名、重度30名)
ショートスティ  7名(併設4名、空床3名)
職員定数
統括苑長 1 管理者 1 サービス管理責任者 1  事務員 2 
支援職員・看護師 31 栄養士 1  嘱託医師 2  
施設概要
施設の沿革
平成5年9月21日 宮城県より社会福祉法人槃特会設立認可
平成6年7月1日 はんとく苑開苑
平成8年4月 槃特会宮城後援会発足
平成8年6月 槃特会東京後援会発足
平成9年11月 日本自転車振興会よりの補助金にてパン工場及び店舗新築
登米保健所より飲食店営業、菓子製造業許可証受領
平成10年4月 通苑部開設(定員5名)
平成11年2月 作業棟新築
平成11年4月 通苑部定員増(定員14名)
平成11年10月 グループホーム「さくらんぼホーム」開所
平成12年10月 倉庫棟新築
平成13年3月 本館周辺及び苑庭舗装
平成15年3月 日本自転車振興会よりの競輪の補助金にて自立訓練棟新築
平成15年3月 平成14年度社会福祉施設設備事業費補助金により知的障害者通所更生施設「第二はんとく苑」新築
平成15年4月 自立訓練棟使用開始
平成15年8月 はんとく苑開苑十周年記念式典
平成16年2月 旧宮城県食肉流通公社職員官舎を米山町から無償貸与され、自立訓練等の建物として利用開始
平成16年3月 倉庫棟新築
平成17年8月 特別養護老人ホーム「さーらの樹」及び共生型グループホーム「さくらおか」開設
平成18年8月 廃食油からバイオディーゼル燃料(BDF)の製造開始
平成18年10月 短期入所事業及びグループホームが障害者自立支援法の新体系に移行(グループホームはケアホームに移行)
平成20年11月 グループホーム「みやたハウス」開所
平成21年3月 はんとく苑東作業棟増築
平成21年10月 通苑部を障害者自立支援法の新体系に移行し、指定生活介護事業所「第三はんとく苑」として開設。

お米の精米販売を開始
平成22年10月 障害者自立支援法の新体系に移行し、指定障害者支援施設「はんとく苑」となる
平成23年2月 平成22年度「宮城県障害者就労訓練設備等整備事業」にて補助金を受け、BDF精製機、脱気シーラーを整備
平成24年3月 障害者支援施設等自家発電装置整備事業補助金にて、災害用電源設備整備
平成24年11月 特別養護老人ホーム「にしの」及び介護支援センター「にしの」開設
平成25年4月 指定特定相談支援事業所「ふらっと」開所
支援方針
T.生活支援 
利用者一人一人の実態を的確に把握し、個別の支援計画を立て、適切な生活支援を行う。たくましく生きる力をはぐくむため、心身の健康の保持増進を図り、生活のリズムを整え、日常生活における基本的生活習慣の確立を図るとともに、自立的、主体的に生活できるよう支援する。また、各種支援マニュアルによる基本的な支援技術の共有化を図る。

U.作業支援
利用者の特性に応じた作業活動を通して、自立心、協調性、集中力、根気強さ等を養うとともに、仕事を最後までやり通す力を身につけることにより、成就感と生きがいを味わえるようにする。また、勤労意欲が向上し、自立的、主体的な生活が送れるようにするため、労働に対する賃金と、賃金(給料)により生活が成り立つことを理解できるよう簡単な報酬制を取り入れる。さらに、地域の地場産業である農業の簡単なお手伝いも積極的に行い、自然な形での地域交流を図っていく。

V.給食
身体状況及び思考を考慮して給食計画を立て、熱量及びたんぱく質等必要な栄養を確保し、利用者の健康増進を図る。また食事形態や食器などを工夫し、楽しい食事ができるようにする。食品衛生、厨房の清潔、食器器具の清潔等に注意を払い、食中毒の未然防止に努める。

W.健康管理
利用者の実態を的確に把握し、嘱託医師及び協力機関との連携の下に、日常の健康管理及び疾病の予防に努める。

X.文化活動
利用者の生活全体に、広がりと豊かさに潤いを持たせるため、スポーツや文化を楽しめる機会と場を設け、活動を支援するよう努める。

Y.余暇活動
余暇の日程は、利用者の自由意志を尊重しながらも、趣味や興味、特技を生かした活動ができるように支援するとともに、レクリェーション行事を行ったり、地域行事等に参加するなどして、変化と楽しさと潤いのある生活が送れるようにする。
はんとくさん
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ウコッケイもいるよ
はんとく苑
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